寺子屋ワークショップ
寺子屋委員会では、舞台美術の研究や後進の育成を主な役割とし、舞台美術についての勉強会、ワークショップなどを開催しています。
・勉強会については『学ぶと遊ぶ』と名を打ち、演劇にまつわることを学ぶ課外活動を行っています。早稲田大学坪内博士記念演劇博物館(演 博)、一般非公開の「劇団四季」舞台美術保管庫、あざみ野四季芸術センター(資料館)などの見学。下町を探訪し歴史的建造物を見学するツア ーなどを行っています。
・ワークショップに関しては、2017 年より「舞台美術の表現と未来を考える交流の場」とし、舞台美術家の育成講座『寺子屋塾』を開催してお ります。現役の舞台美術家を講師に迎え、戯曲を読み取るところから図面製作、模型製作などを行い、最終的にプレゼンテーションを行うとこ ろまで、舞台美術家の仕事を実体験する企画を行っています。その他にも職人さんを迎えての大道具・背景ワークショップ。子供に小物製作や 空間を感じてもらう子供向けのワークショップなども行っています。
・演劇界で広く使われている「尺貫法」の研究の為、尺相当メモリの縮尺定規シールの販売も行っています。
準備中
スタディ会員制度
スタディ会員と正協会員の相互交流により当協会全体が活性化することを目的に掲げ、2018年に創設いたしました。
スタディ会員は舞台美術を学んでいる、これから学ぼうとしている18歳(高校生不可)から30歳の方に対し「舞台美術を学ぶ」ことを応援します。
舞台美術を職業としていない人、対照です。
入会希望者は推薦者不要です。所定の申込用紙で入会を、お申し込みください。
入会金 2,000円
年会費 5,000円
スタディ会員はJATDTからの発信する情報を受け取ることが出来ます。
スタディ会員の権利期間は入会年度より3年3回目の年度末(3月)で退会となります。
ワークショップ、劇場現場見学などを通し現役の舞台美術家、衣裳家など正協会員と出会える機会もあります。
高校演劇技術演習
毎年夏に『全国高等学校演劇大会』が開催され、その一環として様々なジャンルの舞台スタッフを招き 『舞台技術講習会』が行われています。
舞台監督から装置を仕上げる背景さんなどのプロの舞台スタッフの講座を聞き、数日間にわたり一緒に 舞台の仕込みから短時間の上演までを行う企画です。
JATDTの協会員も美術デザインから 道具製作講座などに参加して高校生のスタッフワークの育成と技能の向上に力を注いでいます。
■大会レポート
第69回 鹿児島大会 舞台技術創造講習
第68回 東京大会 技術創造講習会
第67回 和歌山大会 技術創造講習会
第65回佐賀大会 技術講習会レポート
第64回長野大会 技術講習会レポート
第63回宮城大会 舞台講習会レポート
第70回 全国高校演劇 岐阜大会 舞台技術創造講習
08/28/2024
2024年7月29日~8月2日に、岐阜県羽島市内の不二羽島文化センターにて 『第70回全国高等学校演劇大会』 (主催:全国高等学校演劇協議会)が開催され、その一環として「舞台技術創造講習」が行なわれました。昨年に続き、多数の生徒たちが準備に参加して、学びの多い講習会を開催する事ができました。
当協会から土屋茂昭氏と土岐研一氏が技術講習会の講師として、座談会には審査員を務める佐々波雅子氏も参加しました。背景講習には金井大道具から協会員の中村知子氏が進行役として参加。背景の谷口・稲垣両名が素晴らしい背景の技術を披露して、高校生たちが自ら実践をするのをサポートしました。
講習会には岐阜県から30名近くの高校生が参加しました。岐阜の高校には演劇部員数が80名を超える学校もあり、演劇熱の高さを感じました。参加生徒に熱心に活動してもらった他、顧問の先生方にもお手伝いいただき、とても充実した5日間を過ごすことができました。
上演会には300名近くの全国からの高校生・一般来場者に観劇していただき、その後の講習会でも多数の方々が興味を持って各講師の話に聞き入っていました。
PHOTOGALLERY
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