WSD2025 展示作品 募集開始!!
05/24/2024
WSDは世界のパフォーマンス・デザインにおける唯一のデザイナー個人が主体の展示会です。このイベントは4年ごとに開催され、これまでトロント、ソウル、ウェールズのカーディフ、台北、カルガリーといった都市を巡回してきました。
第6回目となる今回は来たる2025年10月18日(土)から25日(土)までの8日間にわたり、アラブ首長国連邦のシャルジャで開催され、シャルジャ・パフォーミング・アーツ・アカデミーとOISTAT(国際舞台芸術研究所)の共同プロデュースで行われます。
今回もパフォーマンスデザインの分野で活躍する個々のデザイナーたちが集い、その卓越したデザインを披露し合う貴重な機会となり、世界中の注目を集める華やかな舞台となることでしょう。
今月の5月13日から作品を提出するプロフェッショナル
今回のテーマは「 明日への遺産 」 です。
“私たちには故郷があり、そこで紡がれてきた物語を知り、芸術的な創造を楽しみ、歩んできた歴史を誇りに思います。シャルジャ・パフォーミング・アーツ・アカデミー(SPAA)が主催する「シャルジャ・ワールド・ステージ・デザイン2025」は、自らの伝統を称えつつ未来を創造する集いです。私たちは世界共同体の一員として、その新しい遺産を共に築き上げていくでしょう。
そして、未来の遺産は自然環境との共存なくして創造することはできません。ワールド・ステージ・デザイン2025では、すべての創造活動において生態系への影響を真摯に考慮しています。皆さんも共にこの理念を実践してください。”
《編集追記》
このワールド・ステージ・デザインでは、只今新国立劇場で上演中の「デカローグ」の美術を担当している当協会員の針生 康氏が2017年に空間デザイン部門で銅賞、2022年にはセットデザイン部門で再び銅賞と2度に渡り受賞をされています。針生氏は現在ベルギーを拠点にしてヨーロッパで活動しています。
また2017年台湾で行われたWSD in 台北において、パフォーマンス・デザイン部門で1位に輝きましたメキシコ出身のデザイナー、ロドリゴ・グアダラマ氏(Rodorigo Guadarrama)※1 は、2009年の韓国・ソウル会場で知り合った当時の協会理事長・島川とおる氏と佐々波雅子氏に出会い意気投合して、2011年には両名のサポートにより新国立劇場での2年にもわたるインターンシップで日本に滞在をしました。ロドリゴ氏は現在、スイスを拠点に活動中です。
※1 2017年当時はロドリゴ・コルテス(Rodrigo Cortes)名義
針生さんのように作品展示に挑戦して、その後の活躍の場を拡げたり、ロドリゴ氏と島川・佐々波さんたちの様に世界のデザイナーたちと出会い、そして交流を深められるのもこのWSDというイベントです。皆さんも作品展示、あるいはシャルジャへの訪問を計画してみてはいかがでしょうか?